跋文




長いお話だったにも関わらず、途中で間が空いてしまったにも関わらず、そしてつたない文章であったのにも関わらず、ここまでお付き合いくださいました方々、ほんとうにありがとうございました。
3と宴を何度も何度もプレイしながら、関ヶ原の互いが互いでなければ満たされないのに相容れることのできないあの関係にずっと転がり回り、ほとんど誰一人、暴くことの出来なかったあの家康の本音を見事に抉りだした松永に悶えた結果、居てもたっても居られず書き始めたものです。
どう足掻いても公式のあの二人ではそのまま生きて幸せになれる方法がどうしても見つからず、それでも三成に気付けなかった自分の本心に気付いて欲しい。家康に諦めて自分を偽らずに本音を告げて欲しい。そんなことを考えながらずっと書いていました。
あとは松永せんせが黒ロングコート権現を侍らせてたらもえない?などという妄想とか、懊悩してのたうち回る三成ちょうかっこいい!という燃えなど。冷めた家康も書いていてなかなか楽しかったです。
人外な松永さんのチートなコネタや信貴山城の描写及び内部設定は大好きな宇月原先生の本をオマージュというかパロ元としています。ここの松永つん、ちょう妖艶で無邪気で可愛くって鬼畜で大好きです!
長くなりましたが少しでも貴方の心に残るところあれば幸いです。
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。


加筆修正したものをオフで一冊に纏めました。紙媒体がお好きな方はお手にとって頂ければ嬉しいです。





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20140325